Ubuntu 12.10 をインストールしたら low graphics mode になった話

お久しぶりの更新デス。
前置きを書く文才がないのでいきなり本題へ。

先週まではWindows7VirtualBox上でUbuntuを動かしていたのですが、最近はUbuntuを使うためにWindowsを立ち上げるという本末転倒な事態に陥っていたのでした。
ということで、SSDを増設してデュアルブートにしてみました!

…と、ここまではよかったのですが、インストールして、初期設定とかカスタマイズとかゴソゴソして、rebootすると、"The system is running in low-graphics mode."というエラー画面が出て、ターミナルエミュレータからしかログインできなくなってしまいます。
Ubuntu serverにSSHするのと(見た目は)まるっきり同じ状態です。

1. 状況の確認

GUI画面が表示されていない = X-serverがなんかおかしい ということ以外は、すべての機能が正常に動いています。
普段使っている一般ユーザーでログインして、sudo apt-get hogehogeとかもできます。
また、マシンの構成は以下のとおりです。

2. 解決策

スマホで散々ググったわけですが、私にとっての正解にたどり着くのは結構時間がかかりました。
同じ問題に遭遇している人のブログ記事は少なからずあるわけですが、みなさんnVidiaとかAMDとかのdiscrete GPUを積んでいて、Xorg.confとかそっちの方の設定で直してらっしゃるようでして、Intel HD Graphicsのものが無いんですね。
で、結局たどりついたのがaskUbuntuのこれ↓
xorg - How to fix "The system is running in low-graphics mode" error? - Ask Ubuntu
intel関係のものに絞って上から順に試していくと、ついに正解にあたりました。gdmでした。

sudo apt-get install gdm

インストール途中に、DM(display manager)を選択せよという画面が出てくるので、その時にデフォルトのlightDMではなくGDMを選択し、その後rebootすると治りました。

3. Display Managerとは何者か

知らなかったのでお勉強しました。
Xディスプレイマネージャ - Wikipediaより

Xディスプレイマネージャ(英: X display manager)は、X Window System 上のプログラムの1つで、ローカルあるいはリモートのXサーバでセッションを開始させる機能を持つ。単にディスプレイマネージャとも呼ばれる。
ディスプレイマネージャは、ユーザに対してログイン画面を提示し、ユーザ名とパスワードを入力可能である。ユーザが正しく入力するとセッションが開始される。

で、このX-DMが微妙に使いにくいからということで、UbuntuではlightDMというのが採用されていて、GNOMEではGDMが採用されている、ということだそうな。
そして、Ubuntu: LightDM Black Screen When Using SSD Workaround ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blogが述べているのは、このlightDMはSSDとの相性が悪いから、GDMにすると良いよ!ということでした。


現在はGDMで順調に運用中です。Windowsのあの無駄な重たさは何だったのかと感激感激。何をするにもキビキビとよく反応するのは素晴らしいですね。

オマケ

Win & Ubuntuデュアルブート構成ですが、ちょっとトリッキーなアイテムを使っています。
Ainex | HDD-SEL
いわゆるSATAの電源切り替え装置です。SSD1にUbuntu、SSD2にWinということですね。
GRUBメニューをいじることなくOSの切り替えができるので便利です。オススメ。