Ubuntu 13.04 で音声のデジタル出力

夜ふかししてます。こんばんは。

先日、Ubuntu 13.04をインストールしたところ、音声のデジタル出力(S/PDIF)ができなくなったということを記事に書きましたが、簡単な設定変更で治りました!

ので、同じ道を通る方のために書き残しておきます。

1. 対象とする問題

Ubuntu 13.04 Raring Ringtailを、自作PCクリーンインストールしたところ、オンボードS/PDIF経由で音声デジタル出力ができなくなった。

※12.04または12.10からアップグレードしたマシンでも同様の問題が起こるかどうか、という検証はしておりません。悪しからず。

3. 操作手順

Linuxで音声入出力を扱う低レベルのプロトコル:ALSA(Advanced Linux Sound Architecture)のGUIインターフェースであるAlsaMixierを利用します。
ターミナルから、

alsamixer

というコマンドで開くことができます。
f:id:iTakeshi:20130523003406p:plain
↑開いたところです。

この画面の下に出ているのが、オーディオ関係のジャックのラベルです。Headphoneとか、7.1chサラウンドとかいろいろありますが、やや右の方にS/PDIFという記述が見えます。左右矢印キーでラベルを移動できます。
f:id:iTakeshi:20130523003412p:plain
↑私の環境での表示。マシンが違えば、S/PDIFジャックのラベルも変わっているのかもしれません。(勉強していない)

注意! ターミナルを開いている画面が小さいと、S/PDIFが右のほうに隠れてしまっていることがあるので、きちんと右端まで確認しましょう。

さて、上の写真ではS/PDIF 16というジャックが"MM"という表示になっていましたが、これはこのジャックがミュートされているということを表します。Mキーを押すことで"OO"という表示に変わります。↓
f:id:iTakeshi:20130523003419p:plain

私はこれで治りました。
S/PDIFのラベルが異なる環境でも、それっぽいジャックを全部"OO"にすればきっと治るはずです。

4. 備考

上記3.で解決しなかったり、あるいはそもそもS/PDIFの項目が見つからない、などという時は、Ubuntuのオーディオドライバを最新版にアップグレードしてみると治るかもしれない、とのことです。

sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-audio-dev
sudo apt-get update
sudo apt-get dist-upgrade


やっぱりスピーカーから鳴るのは気持ちがいいですね。